神さまの子〜私は宗教二世〜90 家庭裁判所

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はじめから読む≫

遺言状については78〜80話

父の実家、前妻と子どもたちについては
毒母と生きる21話≫
神さまの子11話≫34〜37話

両親の諍いについては
発達障害の子と生きる中学生編65話≫

退職金については80話≫

「検認」
大学を卒業したばかりの、世間知らずの23歳の小娘が、検認という言葉を知ったのはこのときでした。

父は遺言状に彼らに遺すものは何もなくて申し訳ないというようなことを書いていましたが、実際は父名義のお金は全くのゼロではなく、たとえわずかな額であってもこのような手続きが必要となりました。

異母兄姉に、私たちの関係を知ってから会うのは初めてのこと。

離婚は父の非ではなくとも、子どもを思う父は長年に渡り前妻からの搾取を甘んじて受け入れた。
それなのに、危篤の父に会いにこなかった兄姉たち─
(エナメル上皮腫という病気を知っていますか38話≫
彼らには物申したい思いがあった。
そしてそれは、彼らも同じだったのでしょう─


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