発達障害の子と生きる（ハイライト）10　誕生日

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この子が生まれてすぐ、私は自分の中にある疑念に気づいていました。

何かがおかしい─

「今だけだよ」
「男の子なんてみんなそうだよ」
「お前が話しかけないからこの子はしゃべらない」
「この子を叱りすぎる」

ママ友も実母も義母も、誰もわかってくれなかった。

「誰が育てても、この子は『こう』なりましたよ。お母さんのせいではありません」

発達障害とわかったときの、絶望と安堵。

一人で生きていけるようになってほしい。
望むことはそれだけ。