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帝王切開だったのに、もともと悪かった痔が産後深刻化しました。
完治した今は笑い話ですが、命に関わる病気でないのに、痔はQOL(Quality OF Life)を極端に下げます。日常のことが何もできなくなり、出かけることも寝ていることも、とにかく何もできなくなります。椅子に座って炊事をし、電車に乗るときは傘で体を支え武士のように微動だにせず座っているしかない。
どんなにお腹がすこうと、絶対に哺乳瓶を受け付けなかった息子。授乳生活は地獄そのものでした。そんな思いをして一生懸命育てた子に、奴隷のように扱われることの理不尽。
けれど自己肯定感のなさから、食事等、家事の手抜きをすることが恐ろしい。家事をしなければ、私など存在する価値がないように思えてしまう。
家事ロボットになったような気がしてきて、彼といることで、ますます自己肯定感が奪われていきました。
日記の記述を追っていますが、このころ夫が息子のスマホをどう管理していたのかよく思い出せません。「夜間にオープンチャットをしていた」ということは、夜間でもスマホが使用できる状態だったのかもしれません。
出血は止まるどころかひどくなっていき、かれこれひと月近く。さすがに恐ろしくなりました。