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もうヨボヨボでした。議論をふっかけられるような状態ではなかった。
天理教的に言うなら、
「お手入れ」とでも言うのでしょうか。まさに天罰だと思いました。
同時に、永久にこの人を責めることはできなくなり、憎しみをぶつける対象を失った。
私が弱かったせいで。自信がなかったせいで。言えないまま先延ばしになって。「死に逃げ」された。
怒りと憎しみのやり場のなさに絶望し、毒母に対して、なおいっそう許せない気持ちになりました。父を天理教に引きずり込んだのも、母だから。
坂を転げるような転落でした。あっという間に夫妻は死に、その後、この分教会は凋落の一途を辿ります。