発達障害の子と生きる(ハイライト)46 娘を連れて逃げよう

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このお話は中学生編93で読めます。

息子の暴力から守るために、娘を連れてこの家を出ようと何度思ったかわかりません。

娘は頑強にこの家に残ると言いました。

「ママいつも言ってるでしょ、
『お兄ちゃんをバカにしたらいけないよ』って」

障害をもつ兄のことを、妹が見下すようなことがあってはならないし、私はそうなることを恐れました。
だから娘に、確かに、「お兄ちゃんをバカにしてはいけない」そう教えてきました。

反対に娘からそれを教えられることとなったのです。

もちろん、別にバカにするつもりはありませんでした。ただ暴力や暴言、抑圧から彼女を守りたかっただけでした。
しかし娘は、「家族4人」であることにこだわり続けました。

たたかれても暴言を吐かれても、お兄ちゃんを思う気持ちがあるのでしょう。

長い間、娘のために辛抱してきました。

息子が一人暮らしを始めた今、夫と娘は一緒に、息子に頻繁に電話しています。

私は、彼とアパートで別れて以降、未だまったく関りをもっていません。

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