発達障害の子と生きる(中学生編193)
家事ロボット

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人として尊重されない。

人間扱いされない。

彼と接していて感じることです。
大げさな言い方かもしれないけど、この子を産んでから私の人権はありません。
常にないがしろにされ、軽んじられ、時に警察に突き出され(21話≫)、頭を下げて歩いて(小学生編36≫)、しつけが悪いと後ろ指を指され、ご近所からも無視されています。

この子が今、普通に学校に行き、遅刻しつつもなんとか生活できているのは、自分で言うのも何ですけど私たち夫婦の必死のサポートのたまものです。

無関心な親なら、知的障害のない彼の発達障害に気づくことなく放置したでしょう。支援を受けさせなかったでしょう。

この子はそういうことに思いを馳せることはありません。
反抗期だからだよ、と言う人がいます。
この子を育ててみてください。きっとわかりますから。

この子は私たちが死んだら、たちまち路頭に迷うことでしょう。

娘が水筒を出さなかったことは、一度だってありません。

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